京都・愛宕山のケーブルカーの跡地を見に行きましたよ。
最寄り駅のある嵐山、
小雨が降ってよろしくないお天気。
そこからバスに乗る事10分程でふもとの停留所、「清滝」に到着。
早速ケーブルカーの跡地を登ってゆきます。
ケーブルカーが営業していたのは、昭和4年から昭和19年にかけて。
戦時中の鉄供出で線路(?)の類いは全て取っ払われてしまい、
苔むしたコンクリートの軌道跡が残るのみなのです。
路線には造りの良く似た、合計6つの短いトンネルがあり、
そのうちの2つは中が崩れて埋もれてしまっているため、
ややきつめの斜面を越える必要があります。
下側の入り口。
トンネルの中。
上側入り口付近。
上側の入り口。
このトンネルは埋もれているので、反対側が見えません。
眺めの良い場所も所々にあります。
登山道として整備されているわけでは無いので、倒木も多く、
土台が崩落して危険な場所もあります。
トンネルを抜けるごとに雨は止んでいったのですが、
高度が上がるにつれ霧が出てきました。
幻想的ではありますが、登山的にはよくない天候です。
視界の悪い霧の中をしばらく登ってゆくと、
ぼんやりと頂上側の駅跡があらわれました。
60年以上ほったらかしなのでコンクリートの劣化が激しいです。
駅内部1階。
鉄筋がむき出しの部分も多く、危険な状態。
真ん中にぽつんとぼろっちくさいしょぼこ椅子が置かれています。
座る人はいるのかな。
いつ崩れても文句は言えない階段を登って2階に、
2階は1階よりも明るく、植物も生えており、これはこれでよい雰囲気。
誰かがここで火を焚いていたようです。
ベランダに出てみる。
縄梯子があり、屋上にも上がれそうでしたが、
この劣化具合ではまずい事になる可能性が大きいので断念。
朽ちたコンクリート、侵食する緑、差し込む光と
なかなかにポイントを抑えた廃虚っぷりです。
こういう光景を見ると、廃虚に魅せられる人たちの気持ちが
ちょっとだけわかります。
駅の入口側。
蔦がすごいですよ。
駅の近くにも小さな建物の跡が。
何のための建物だったのでしょうね。
山頂にはまだ少しありますが、結構な高度なので京都市街が見渡せます。
天気が悪くて残念ですよ。
下りは路線につかず離れずで平行する登山道を使って。
階段率が高く、登るにしろ降りるにしろ面倒な山道です。
途中で見かけた、竹のような風合の擬態電柱。
意図した物なのか自然になった物なのかはわかりませんが、
電柱としてはかなり頑張ってまわりに溶け込んでいます。
てろてろ下ってふもとに到着。
行き掛けは雨が降っていたので撮らなかった、ふもとの駅跡を撮影。
今回登ったケーブル跡は、正規の登山道ではないので全く整備されておらず、
途中にはただの斜面のような迂回路も通らねばならないため、
足腰に自信がない方には全くお勧めできません。
頂上側の駅跡には正規の登山道からも入り込めるため、
是非見たいと言う方はそちらのルートを使った方が良いですよ。
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